過去を振り返ってバブル経済を学ぶ

バブル経済と失われた20年

「失われた20年」とは、バブル経済が崩壊して以降、長引く不景気をいいます。実際にはバブル崩壊後でも、そんなに日本経済が困難な時期を迎えるとは思われてはいなかったのです。バブル崩壊と言っても一時の事であって、やがてすぐに回復すると思っていたと、政府ですら考えていたのです。

しかし思った以上に景気低迷が続いたために、政府も重い腰を上げ、税金の投入や国債発行を行い大規模な景気刺激策を行いました。その効果もあって1996年景気はやや持ち直しはじめるのですが、景気好転を楽観視した政府や日銀に冷や水をあびせたのがアジア通貨危機です。その他にも景気回復を確信したことで踏み切った消費税の増税も、回復しかけていた消費を一気に冷え込ませてしまうなど、外部の要因と内部の要因がダブルパンチとなって襲ってきた結果、日本経済はまたもや失速し始めたのです。

ようやく2000年以降は景気が緩やかに回復をし始め、いざなぎ景気を抜くプラス成長がつづいたのですが、庶民にとって所得が増えるなどの形で景気の回復を実感できているわけではありません。ようやく「アベノミクス」によって株価の回復が見られていますが、この株価の回復もバブル経済の再来ではないかと危惧している人もいます。それほどこの「失われた20年」のダメージは大きかったのです。