過去を振り返ってバブル経済を学ぶ

バブル経済とは

今の日本の景気に大きく影響しているのは、やはり20年くらい前に起こった「バブル経済」です。特に不動産バブルは日本の経済に深刻な影響を与えました。

バブル経済に沸く当時の日本では、土地の値段がどんどん上がりました。その原因は「土地が値上がりするもの」だと思ってどんどん買おうとしたからです。本当なら物にはちょうどいい値段というのがあります。特に不動産であれば、人に貸したときに家賃がどれくらいもらえるかとか、そこで店舗を開いたときにどれくらい儲かるかとか、手に入れた物にある現実的な価値を計算し、その価値に見合う費用で取引がされるべきものでした。

しかし、バブル経済にわくころは違いました。みんなが「値上がりするから買う」となり、実際にその土地にどれくらいの価値があるかということは別として、値段だけがつりあがります。あいつよりもこっちは高値で買うぞ、という価格のつり上げ競争が当たり前のようになり、本来の土地の価値を度外視した取引が横行しました。まるで、泡のように膨らみ続ける「バブル」のような現象だったのです。

しかし、バブルがあまりにも熱を帯び過ぎたことから、「地上げ屋」などの横行も起き、庶民の生活に負の影響があまりにも多くなったため、政府が土地取引に関する法律を変え、その結果不動産を売ったり買ったりしにくくなりました。そうなると売れない土地に価値はないため、どんどん値段が下がります。値下げしても売れないから、また値段を下げる、その勢いは止まらなくなり、今までの半値以下、まさに急激な値下がりを起こしました。その結果、借金して不動産を買ってた人や会社は、売れない不動産と借金だけが残る。これがバブル経済の真実です。